コンテンツへスキップ
肝付町野崎の用水路沿いに,ほぼ同じ大きさの田の神像が2体,仲良く並んで立っています。
向かって右側の田の神は寛保3年(1742年)造立されたものです。顔の部分は欠けていて表情は判別できません。 高さ92㎝
左側の田の神像は明和8年(1771年)に造立されています。こちらも一部欠けていますが,穏やかな表情が見て取れます。
どちらも両手を鍬の柄に置いて立つという同じ姿です。頭にシキを被り,背中に藁苞(わらづと)にしゃもじをくくり付けたものを背負っています。
背中部分 造られた年代が30年も離れた田の神像が何故ここに一緒に佇むことになったのでしょう。
田の神の前に広がる田畑 2010.8.29撮影