2018年6月12日2018年7月27日 一葉稲荷神社 (宮崎市新別府町) Pocket 宮崎市に大きなイオンモールがオープンしたということで,早速,車のナビを頼りに出かけました。モールから歩いていける距離に一葉稲荷神社を見つけ,ぶらぶらと歩いて行ってみました。 10分ほど歩くと,で幾重にも重なった赤い鳥居が見えてきました。それをくぐり抜けると,かなり立派な本殿が見えてきました。 もともと日向の方に鎮座していたものを1684年以降に当地へ移転遷座したもので,五穀豊穣,商売繁盛の神として古くから崇敬されているそうです。 社殿上部 装飾の至る所に「丸に枝付き右三階松」の家紋が施されています。松は不老長寿,神聖な場の象徴とされ,住吉宮の紋とされ,この神社は一葉住吉大明神とも呼ばれています。 社殿前には一対の狛犬があり,厳めしい顔ですがどこか愛嬌のある表情です。 社殿正面 向拝所 向拝上部の蟇股の装飾 社殿内左右には随臣像があります。前面にガラスが入っていて光の反射でやや見えづらいです。 松葉はふつう2本に分かれていますが,当地に社殿が建てられた後に,境内の松葉の中には1本しかないのものが見られるようになったといわれます。それを吉兆として多くの人々が参詣に訪れるようになったといわれます。ここから当社に「一葉(ひとつば)」という名がつけられたのでしょう。この葉を見つけると御利益があるといわれます。しばらく境内にある松の木に目を凝らしてみると,ありました。(上の写真)しっかり拝んでまいりました。 本殿の方にまわってみました。 本殿上部 本殿上部の斗栱や蟇股などに施された装飾は,ひとつひとつ丁寧に彫られています。 各部に様々な文様の彫り物があります。 木鼻に彫られたのは象?どのような意図でそこにこの形があるのか想像の世界を膨らましながら見ていると,いつの間にか時が過ぎていきます。 本殿の後ろに廻って本殿上部を見るとそこだけ青と白で彩色された蟇股があります。昔この地を襲った西海大地震の時,一匹の白兎が現れ,津波を蹴って神社を救ったと伝えられ,それ以降このうさぎは厄除け,開運の守り神として崇められています。本殿の裏側なので訪れる人も少ないです。 社殿正面の右側にあるえびす神社 大きなタイを抱えた恵比寿さんがにこやかにお出迎えです。 手水舎奥には銭洗神社があり,ここでお金を洗うと御利益あるそうです。 Pocket