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今冬の穏やかな天気に誘われて,久々に出かけてみました。場所は,あまり行く機会の無かった大姶良方面です。この地域には大姶良城跡があり,その周辺の神社を中心に巡ってみました。
岩戸(いわど)神社は,横尾岳の八合目にある巨岩を御神体として,その近くに本殿が建てられたのですが,戦国時代の頃(1559年以前)に参拝者の便をはかり,現在地に遙拝所としての社殿を構えたものらしいです。創建は,残っている記録によると450年以上は経っているようです。御祭神は天日別命(アメノヒワキノミコト)・大己貴命(オオナムチノミコト)です。疱瘡等の流行病を軽くする神として知られ,その昔天然痘が流行したときは,地域の人たちの参拝が耐えなかったといわれます。
鳥居をくぐると社殿まで上り階段です。
石段を登り切った両側に石の祠が祀ってあります。中には木彫らしきものがあります。
岩戸神社の社殿正月の初詣も一段落して,境内はいつもの閑かさが戻っています。主な行事は2月初旬の「べぶんこ祭」・秋の例祭「西地区伝承の棒踊り」の奉納があるようです。
社殿側から石段の方を向いた境内の風景です。
拝殿の中に別の神社の社が遷されて祀られています。この近くにあった参河神社の本殿らしいです。その参河神社の標柱は見つけたのですが,行く手を竹藪に阻まれて近づけませんでした。大姶良城を中心とした当地の歴史の流れを辿ると,実に劇的な人間ドラマの世界が広がっています。詳細については,専門に調べられている先達のホームページをご覧ください。
石段の上方から鳥居を見下ろした眺め。
集落の家々の垣根に椿が花を咲かせていました。 2019年1月17日,21日撮影