小鷹大明神の仁王像(肝付町波見)

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肝付町の波野地区公民館から県道539号線を波見に向かって1㎞ほど進んだあたりで,たまたまですが「仁王像」の看板を見つけました。『こんなところに寺社があるの』と思いながらやや急な小径を登っていくと,2体の石像が目に入りました。案内板によると,「鷲ヶ牟礼小鷹大明神の仁王像 : この仁王像は,小鷹大明神の前に建立された一対の金剛力士像です。建立は享保6年辛丑(1721年),石工は河越源次兵衛と言う人です。明治2年の廃仏毀釈に遭って壊されましたが,明治9年以降に地元の人々の手で復元されました。小鷹大明神は百日咳の神様で霊験あらたかといわれ,年齢の数だけ火吹き竹を奉納して,病気平癒を祈る風習がありました。」と記されています。
阿形像(左側)
阿形像頭胸部
吽形像(右側)
吽形像頭部
吽形像
鼻や腕など、長年自然の雨風にさらされ,人による暴挙を受け傷みつけられても,この地に今も立ち続けています。
頭に肩に背に緑の苔を生やし,すっかり自然と同化していて,今ではこの森の番人のようです。
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