鬼丸神社(南大隅町)

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県道562号線(南大隅町)「雄川の滝入り口」の近くに,人里近くにありながら,アコウやイタジイ,タブなど手つかずの暖帯林が生い茂る中に鬼丸神社があります。
鳥居の前には一対の上半身だけの仁王像が置かれています。やはり廃仏毀釈の災禍に遭ったのでしょうか。
鳥居をくぐって左手に本殿へ続く石段があります。その登り口の左右に一対の随臣があります。(左側)
随臣(右側)
随臣の置かれた石段を登り切るとさらに右に本殿へ続く石段が・・・
周りの木々を眺めながらゆっくり登っていきます。
拝所の上部梁の彫り物

戦国時代から安土桃山時代の武将で,禰寝氏の第16代当主である禰寝重長(ねじめしげたけ)を御祭神として天正年間に建てられたそうです。
禰寝重長の木造が納められた御堂です。慶長年間の作といわれ,高さ約80センチメートルの木座像で,玉眼を嵌められた寄せ木法が用いられているそうです。以上10枚は,2015.10.20撮影
春に訪れてみました。
鳥居をくぐった正面にある仁王像です。これも体は上半身だけです。
春の暖かい日差しに誘われて,土から身を起こしたようにも見えます。
神社鳥居の右側に田の神像があります。右手に杓,左手に摺子木を持ち台座には餅と団子が彫られています。享保16年(1731)建立
樹高25メートルあるというアコウの大木や桜の木などを眺めながら,しばらく近くを散策して帰りました。以上5枚は2016.3撮影
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