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加治木町に有名なそば屋があると聞き,訪ねてみました。天ぷら蕎麦を美味しくいただき帰る途中,「田の神」の標示板に惹かれ寄ってみることにしました。 2018.8.29撮影
加治木工業高校の裏に入り,高速道路の下をくぐり抜け,住宅が建ち並ぶ細い道を迷いながら進んでやっと辿り着きました。
袖を襷でたくし上げ,右手にメシゲを持ち,左手で頭のシキを押さえ,左足を立て,今にも立ち上がりそうな姿です。
うつむいている顔を拝見すると,実ににこやな笑顔。
見ているこちらをも和みそう・・・
案内板によると「神舞のひとこま」とあります。
天保年間(1830~1843)頃の名島喜六という石工の作だそうです。当時は目の前に水田が広がり,秋の実りを笑顔で眺めたことでしょう。
田の神の左側には蓮華を手にした観音像が置かれています。
残念ながら顔は傷みが激しく表情は分かりません。