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「里の田の神」を訪ねて行く途中に出逢った石像です。日木山川に架かる吉原橋の袂にあります。 2018.8.29撮影
「吉原の田の神」:像高は120㎝,私が今まで出逢った田の神像の中で最も大きいものです。台座に置かれているのでさらに大きく感じます。もともと加治木工業高校近くにあったものを今の位置に移動させたようです。いったいどの時代に造られたのでしょう。
シキを被り,襷で袖をたくし上げ,両手で大きなメシゲを持ち,膝を曲げて腰をかがめ,神舞を踊っているのでしょうか。
お顔は破損していて表情は分かりません。何か塗料でお化粧し,お顔らしきものを描いたあとが・・・
吉原の田の神 後ろ姿
田の神の左側にある蔵王岳石碑
田の神像の後に聳えているのは高さ164メートルの蔵王岳です。四方を急峻な崖に囲まれた珍しい形の山です。約400万年前,地中の溶岩が吹き上げ,周囲が陥没してできた山だそうです。手前に隼人道路が,そして山の向こう側には九州自動車道が通っています。